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スタッフブログ

2026.10.08雑記

旧帝国ホテル中央玄関

総務経理課の森田です。

先日、家族で愛知県犬山市にある明治村へ行ってきました。

 

明治村は名前の通り、明治時代やその近辺の歴史的な建物が多く保存された場所です。

当時の教会や学校建築など、見どころはたくさんありますが、なんといっても目玉はやはり近代建築三大巨匠のフランク・ロイド・ライトが手掛けた「帝国ホテル中央玄関」です。

 

 

帝国ホテルといえば日本を代表する老舗ホテルですが、ここに保存されているのは1923年に完成した旧帝国ホテルの中央玄関部分です。

本来は東京で営業していた全長150mに三階建てという巨大な建物でしたが、高度経済成長期の高層化により取り壊しが決まり、保存運動から玄関部分のみが明治村に移設されました。

 

 

図面では中央下部のごく一部のみが現存しているのがわかります。

叶うことなら全貌を見てみたかったと悔やまれます。

歴史的な建物は特にそうですが、劣化が進んでいる上に保存するのにも莫大なコストがかかるため、いつまでも残っているとは限りません。

見たい建物は見られるうちに見に行きたいなと思います。

 

 

 

外観だけでなく内部の装飾も圧巻で、大谷石、すだれ煉瓦、テラコッタを駆使した壁はどこか古代遺跡のような迫力があります。

移設時に一部新素材に置き換えられたりはしていますが、それでもこの独特な空間は一見の価値があると思います。

 

 

壁だけでなく、柱や梁、天井、照明器具に至るまで、目につく全てに細かい意匠がびっしりと施されています。

石材ひとつをとっても単純な直線や平面はほとんどなく、レンガの割り付けや異素材同士の取り合い、収まりなど、施工にかかる現場の苦労も相当なものだったのではないかと思いました。

竣工が1923年なので、現場の設備も今より遥かに不便だったはずですが、それでもこれだけの意匠を34,000㎡に渡り施工した当時の職人の腕もまた相当なものだっただろうと想像できます。

 

個人的に特に良いと思ったのは窓の意匠です。

金箔を使ったステンドグラスの幾何学的なデザインは、この時代からのアールデコ調への流れを感じさせる、ある種のマイルストーン的なデザインという印象も受けます。

装飾過多になりすぎず、他の意匠と調和しつつ存在感もあり、とても美しいデザインです。

 

 

調度品もフランク・ロイド・ライトがデザインしているものが展示されていて、椅子は実際に座ることもできました。

 

 

お土産に、当時の帝国ホテルで実際に使われていたティーセットを購入しました。

 

ライトの建築は日本にもまだ少し残っていますが、やはり代表的なものはほとんどが海外です。

いつかはアメリカにある「落水荘」に行きたいなと思っています。

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