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2024.05.01雑記

ルーブル彫刻美術館

総務経理課の森田です。

子どもが最近歴史の勉強に興味を示しているので、家族で三重県津市にあるルーブル彫刻美術館に行ってきました。

あのルーブルの名を冠したこの施設は、世界で唯一のルーブル美術館の姉妹館として有名で、建物の設計は黒川紀章氏が担当しています。

同氏の設計では、以前福井の恐竜博物館に行った際の記事もありますので、よろしければそちらもご覧ください。

入り口にはまるで金剛力士像のように、巨大なミロのヴィーナスとサモトラケのニケが鎮座し、ただならぬ存在感を放っていました。

 

この美術館では、本物の彫刻品から型を取り作られたレプリカが多数展示されており、本家ルーブル美術館の美術スタッフが作成した精巧な作品が所狭しと並んでいます。

入館すると、正面にはツタンカーメンのマスク、実物大のサモトラケのニケ、さらに奥には千手観音像(これは当館オリジナルだそうです)と自由の女神の原型像など、世界各国の著名な美術品が現れます。

 

「サモトラケのニケ」は1863年にエーゲ海のサモトラケ島でバラバラになった状態で発見された女神像で、その作品としてのルーツは紀元前180年に遡るとも言われています。

「ニケ」はギリシャ神話に登場する勝利の女神で、スポーツウェアで有名なNIKE(ナイキ)の社名の由来にもなっています。

オリジナルは現在もルーブル美術館に展示されており、以前パリを訪れた際に本物を見る機会がありましたが、このレプリカは想像以上に精巧で驚きました。

↑本家のルーブル美術館で撮影したサモトラケのニケ像

 

また展示品だけでなく、背景の天井にはルーブル美術館の特徴のひとつであるガラスのピラミッドが再現されていました。

↑ルーブル彫刻美術館のピラミッド

↑ルーブル美術館のピラミッド

 

サイズこそ小さいですが、本家の雰囲気が再現されていてすごく良かったです。

ただし夏日は館内がかなり暑くなるそうなので、気候の良い時期に訪れるのがおすすめとのことです。

 

他にも数えきれないほどの彫刻品が展示されており、ルーブル美術館所蔵だけでなく、メトロポリタン美術館やベルリン博物館、大英博物館所蔵の美術品など、三重県にいながらにして世界中の一級品の圧を感じられる隠れスポットになっています。

ゴールデンウィークのお出かけ先として、お近くの方はぜひ行ってみて下さい。

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