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2026.01.19雑記

「時の家」

冒頭から鋼板屋根の話が飛び出し、その静かな躍動が詳細に描かれていた。

無機質に見える家がまるで生き物のように感じられ、そこに生活した人々や、

その建築に携わった人々の声や感情の記憶が頭に浮かんでくる。

日々の業務が文学の世界に落とし込まれる時、世界の見え方がこんなにも違って見えるとは。

 

こんにちは、営業の三谷です。

今日は気分を変えて、実務の話題ではなく文学の話題です。

普段小説はあまり読みませんが、今回建築家で年齢も私と近しい方が芥川賞を受賞されたとのことで、

久々に書店にてこの本を手に取ってみました。

 

第174回芥川賞 鳥山まことさんの「時の家」

 

私は大学を出てこの方12年、建築業界の片隅に身を置いてきました。

入社当時は現場で目にするすべてのものが真新しく、完成した建物が輝いて見えました。

12年が経ち、近頃は業務に追われ仕事に嫌気が差すこともしばしば。

完成した建物を見ても昔のような感動を覚える事は少なくなってきました。

 

そんな忘れていた感情をこの本は思い出させてくれます。

ネタバレとなるので詳細な内容には触れずにおきますが、家を建てる中で体験する出来事や

そこで暮らす人々の思い出、そして建物そのものの息遣い。

建築家さんの作品だけあって、建築のリアルがそのまま体験できるような本となっております。

 

日々現場で多忙に働き、ゆっくりと読書するというのは難しいとは思いますが、

建築業に携わる方であれば大いに共感していただける1冊だと思います。

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